ポラリスと熊

思ったこととか感じたこととか

メモを取ろうというメモ

 気づけば2017年最初の記事になってしまった。おかしいもう3ヶ月目に突入してしまう。

書きたいことはいくつもあったのだけれど、(それをメモして)ブログを書くまでに至ることができなかった。なんだろう、Twitterやなんかもやっているからそれよりは少し億劫に感じてしまうからなのかな。

どんどん予定が増えていきますが記事はちらほら書いていきたい所存です。

 

もう引退したサークルには、同期にプロ並みのものすごく上手いギタリストがいたのだけれど、彼のアドバイスやなんかを楽譜に書き込んでいた私へ「いちいち書かなくてよくない?」と言われたことがある。

「メモを取らないと覚えられないことは、それまでのことだってことなんじゃない?」

といった感じのことを続けられて、まあそんな気もするしそういう言い方されたら、それ(音楽というかアドバイスというか)に対して自分が軽んじているという気になってしまって言い返せなかったので「そうかも」とかなんとか返した。気がする。
でも当時結構もにょったし今思えばやっぱりそんなことないじゃんという気もするし、そして私はメモを取らないと大概のことが覚えられない。

ましてこんなツイートも見かけたし……

 

メモを取るのは失礼、メモを取らずに相手の話に集中するべきでそうすることが相手への敬意を表することになるのだとか言われたことも昔あったけれど、でも相手の話を失念してまた訊き直したり相手の意と異なることをする羽目になることの方がよっぽど失礼じゃないのかなあ。取りながら自分の考えも整理できるし、相手への質問も浮かんで理解が深まることも多いし。

なので私は今日もメモを取ります。

「ポってマ?」つづき

ituka-m.hatenablog.jp

昨日書いた記事の内容をゼミに持ち込んだら面白かったので備忘録的に書き留めておく。

 

 

うちのゼミには気になる言葉を持ち寄る時間があって、今日ちょうど同期も「マ?」について持ち込んできていた。タイムリーすぎてびっくりした。

こちらはオタク云々ではなく女子高生の流行語についてだったけれど。

mdpr.jp

女子高生と触れ合う機会がめっきりなくなってしまったこともあって、彼女たちの流行語にもマ?があることにたいへんびびった……

やっぱり女子高生とネット語というかオタク語は通じるものがあるのか?

 

 

というわけで、どうして省略したがるのかについて。

ネット用語ならばいわゆる即レスするため、入力の手間を省くためにそうなったのかと思うけれども女子高生(というか若い子)に省略が流行るのはなぜだろう。

私は若者はとにかくしゃべりたい、話したいことがたくさんあるからなのかとなんとなく思ったけれど、その場でぱっと考えたこともありあんまりしっかりした仮説じゃない。

 

以下うちの先生やラボ同期と話した結果。

先生曰く、要因はふたつあるようだ。

ひとつはさっきも書いたけど、ネット用語であることゆえの省略。

これはいわゆるKY語とか(KY→「空気読め」のように(文節で)区切った頭文字をアルファベットで省略する)もそう。先に貼ったリンク「女子高生流行語大賞2016」7位の「BFF」もこれ)携帯やスマホをあたりまえに持つようになったら手書きよりも早くきれいに文字をコミュニケーションに使えるようになったってことだし、早く送る(伝える)ことを意識すること、レスポンスが乗り遅れないようにする意識と、そこから即レスが文化になるのもわかる。

(余談だけれどBFFはこの記事を読むまで知らなかった。いかにも女子高生がプリクラに書きそうだなあと思ったし某『一期一会。』を思い出すなどした)

で、最近はそのネット用語が外に出ることに抵抗がなくなってきた。昔は2chとかネットの世界と現実はことばの面でも住み分けていたし、2ch語とかを外(リアル)で使うことに抵抗があったけれど、いまはそうでもない。

そうやって考えるとインスタの流行り具合といい、現代の流行はネットで発信されてることもある。というか無視できないし影響も大きい。

ふたつめは、そのことばを理解できる仲間意識。

共感を高める、つながりを確かめるためのことばとして機能している。なのでそのつながりに端を発して流行る。

そう言われて思ったけれど、昨日書いたうちのサークルの彼らは「そマ?」って言った瞬間(または会話内で発された瞬間)、それ自体に受けている気がする。半笑いだったし。

"ことばのおもしろさ"はことばが流行る現象において大きな要因でもある。使っていて楽しかったらそりゃあ何度も使うよね。

 

 

議論は同期が持ち込んだ女子高生流行語大賞へ。

1位「卍」。先の記事によれば、

6秒動画アプリ「Vine(ヴァイン)」をきっかけに有名になった大関れいかが使っていたことがきっかけで流行。主に「写真撮るポーズと掛け声」「やんちゃな人に対して『あの人卍だよね』と使う」「テンションが上がったとき」の3つの意味と用法が紹介された。

だそうだ。その大関れいかさんのVineキャプション(?)はこちら。

海 彼氏の前vs友達の前卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍卍

Vine発祥というのがなんとも女子高生らしい。

でもこれ└(┐卍^o^)卍ドゥルルルからきてるんじゃないのかなぁ……って言ったら割と賛同を得られたのでうれしかった(オタク言葉と女子高生言葉を結び付けたがる党です)

 

2位「よき」は古語からきていて女子高生らしいとか書いてあったけどこれや5位「はげる(禿げる)」や10位「○○み」はどう考えてもオタク界から来たでしょこれ……腐女子の女子高生が使ったとこから広まったタイプじゃないの……?ありえんよさみが深いってことじゃないの……???

あと「禿同」を思い出した。むしろこっちから来てるのかもしれない。

思えば「激しく同意」も面白い。先生が動く行為に対して付く「激しく」に静かな「同意」が付くというつくりについて話していた。これは同意する際の「激しく頷く」行為からきてるのかしら。

 

そんでもって8位が「ゲロ」である。

ゲロかわいいと言うのを聞いたことはあるから知っている、知っているけれども。ゲロって。

先生曰く、程度の低い、ネイティブな表現は程度表現になりやすいらしい。

「"くそ"かわいい」、ああなるほどうんまあ確かに。

90年代にも「ゲロマブ」などの言葉が流行ったが、現在は「吐きそうなくらいすごい」とより直接的な意味で使用されている。

なお、同じ意味を現す形容詞は「ガチ」「神」など多数存在するが、番組調べによると強度は「ゲロ>鬼>神>ガチ>マジ>超」の順番だという。

確かに「鬼」もマイナスイメージである。いわゆる畏怖の対象、"こわいもの"。

(けれど同期が指摘してくれたが、「鬼才」ということばも確かにある)

現在はプラスのイメージで用いられている「ナイス」も、語源を辿れば元々は「ばか」「無知な」「愚かな」っていう意味だったらしい。

そういえば静岡弁にも褒める形容詞として「ばか」がある。「ばかうまい」などと用いる。方言でも同じなのかしら。ひょっとしたらこちらの方がその色が濃いのかもしれない。

「死ぬほど」うまいラーメン、もこれかと思ったが先生曰く、こういったものは"きったない「もの」"じゃないといけないらしい。(とすれば「ばか」は厳密には外れるのだろうか)きたないはきれい?

それと、ことばが流行るには語感が大切であり、三文字ではなく二文字じゃなきゃいけない。ようだ。

「鬼」も「ゲロ」も「くそ」も「ばか」も読み上げてみれば確かに二文字である。

(なお、「神」に関しては既にあるすごいものをたとえとして用いるのは自然すぎるので今回は問わない)

 

というわけで、次に流行る"きたないはきれい"コンテストが決行された。

意外と"きったない二文字"を探すのはむずかしかったが、結果以下の候補が挙げられた。

・「ゴミ」by私

→同期がもう見かけていた(!)

・「ドブ」by先生

・「カビ」by同期

見事にきたない系ばかりである。

並べてみるとこれはひどい、「ドブかわいい」ってなに……???いやでも「ゴミ」がもう使用された例があるしううむ……

ひとまず、当研究室3年ゼミとしては次に来る流行語として「ドブ○○」「カビ○○」を予言しておく。そして流行らせる試みも(気が向いたら)行うこととなった。

 

 

各種流行語大賞が発表されているが、"流"行、というだけあって、見事に次から次へと変わっていくものだなあと思う。

ことばに関しては意味合いが変わる場合もある。「やばい」(マイナス→プラマイ問わない)とか「禿げる」(マイナス→プラス)とか。

とすれば、いまネガティブイメージを指すのだけに使われている言葉であっても、いずれポジティブイメージへと振れ幅が変わっていく可能性もあるのだ。

「まずい」など、あんまり限定的だとそうはならないけど。という話で終わった。

 

今日はその後サークルに行って、帰宅して玉ねぎと手羽元のスープを作って食してシードルを飲んだ。

「ハルさんポってマ?」という言葉のやばさ

(いややばさとか言ってる時点でというのはスルーで)

 

サークルにちらほらオタクがいるのだけど(私もである)、現在どうやらそれを指すらしい「ポ」という呼び方が流行っている。

「オタク」→「ポタク」→「ポ」かな。分かるような分からないような。

たぶんキーボードのローマ字入力で「o」を打とうとしたら隣の「p」を打ってしまったのだろうと思うのだけど、暗黙の了解なのか「ポタク」の語源については現在見つかっていない。

(余談だがその過程でGoogle検索したらかなり上位に先輩がこれに言及したブログがヒットして笑った)(先輩すみません)

 

「マ」は「マジ」だろうたぶん。派生してあらぬところまで流行ってしまった某構文の「魔剤」ではないたぶん。えっそうなの?

 

ひとまず、タイトルを万人に通じそうな日本語訳にすると「ハルさんオタクってマジ?」になる。

これはサークル内で「ポ」が流行っている話をしていた流れで彼氏がふざけて言ってきたのだけれどちょっと衝撃だった。いやこれはやばい。

 

彼氏とも話したけれど一文字にまで凝縮されて、しかも(特定層にとはいえ)通じてしまうのがやばい。北国の民は寒いからあんまり言葉を発しなくなった結果秋田弁など「け」の一文字でも通じるような短い言語になったとか聞くけど、ここは本州のくそ暖かい辺りである。ていうかネット語だし。あと私は北海道の割と寒い辺り出身だけどそんな短い方言全然耳にしませんでしたし。

 

現代の若者はことばを省略したがる傾向が、とも聞くけどそういうことなのかしら。ネット語ってことはキーボードなどで入力していることだから、入力の手間の面で短くなっていくのかも?"(ry"はたぶんこの例だろう。

今度ゼミに持ち込んでみたいと思う。

「ほぼ日はステマだからよくない」説

bylines.news.yahoo.co.jpを、読んだ。

 

DeNAのキュレーションマガジン炎上案件についてはヨッピーさんが殴りに行ったときから気にかかっていて、 はよ根絶やしになればいいなあと思っていたので今回はいい機会だと思っている。なのでそこは共感するけども。(あっでも火をつけた奴全員が酷いとは思わないです)

 

えっほぼ日、っていうか糸井さんそんなに悪い?

 

見かけたコメントにもあったけどほぼ日はステークホルダーだし、ユーザーもそういうものだと認識していると感じていたし私もステマだと思ったことはいちどもなかったのでびっくりした。糸井さんの文章は好きだけどそれは抜きにしても。(ていうかあのサイトは文字を読む目的でしか訪れたことがない)

むしろ商品に付加価値を与える手法としてすごく篤いことをしていると思っている。物語を与えるとか、経緯の紹介のしかたもすごく好きだ。あとデザイン。

 

なんだか客観性にとても欠けた記事だなあと思った。ブログだったらいいけど個人タブとはいえ記事として発信するのはどうなのかなあ。

山本一郎さんは名前をよく聞くけど何がしたいかよくわからない人の1人。分析してみたくはある。

はじめに

はてなのみなさま初めまして。

3年越しに、やりたかったことをやっと実行してみる。

 

 

〈自己紹介〉

某国立大の学部3年です。研究好きなんですけど経済的に進学できなさそうなので再来年から社会人の予定。就活こわい。

もともとは北海道の某公立高校理数科で化学部部長してたくらい理系に浸かってたものの、いろいろあって現在はことばを扱う研究室で言語戦略や絵本の分析などはじめたところ(主に日本語)。

文転したつもりはなくて、文理両方やりたいマンなので文理系って自称している。

 

 

〈やりたかったこと#とは〉

専門分野と、あんま詳しくない人との橋渡しをしたい。です。

唐突にこれまでの話を書きます。

 

特に高校時代(今もだけど)、めちゃくちゃ理系分野が好きでした。今もだけど。

でも理数科だったのにクラスメイトとかからは理解があんまり得られなくて淋しくて、それは理系分野に限らずめちゃくちゃ好きな読書とかでもそうで。私が好きなものに限って(?)「理系離れ」とか「読書離れ」とか言われるのがすげえ嫌でした。好きな身からすると、何で離れるのこんなに面白いのに、って気分。

でも当時の友達とか、とっつきやすそうな辺りから「これこんなにすごいんだよ!」って伝えてみると意外と興味を示してくれたりはまってくれることも多くて、嬉しくてどんどん教えたり一緒にイベント参加してもらったりしてました。好きなものを好きな人に好きになってもらう瞬間めっちゃ嬉しいぞ!

それは部活のイベントで科学館やショッピングセンターでワークショップなどをした時も同じで。その日初めて会うこどもやお母さんやおじいちゃんや様々な人がつまんなさそうな、うさんくさそうにしていた顔からぱっと目が輝く瞬間とか、思わず身を乗り出してくれる瞬間がたまらなく好きでした。

そんな中耳にした「サイエンスコミュニケーター」という職業、理系のおもしろさや魅力を、専門外だったりよく知らなかったりする人にもわかりやすく伝えることができるならぴったりじゃないのか、と興味を持ち始めました。

で、魅力を"伝える"なら適切な伝え方や文系の視点も知っておきたいなと思い、あと読書好きなのもあって言葉も興味があったしプログラミングもやってみたかったので大学は情報系の、とりわけ文理両方できそうなとこに進学。

キャンパス全体だと理系7割文系3割くらいの中、今は"伝え方"と"ことば"に特にアンテナを張っています。

ここまで書いたけど好きなものは理系を伝えるサイエンスコミュニケーターになるのかは未定。好きなものや興味のある分野いっぱいあるし。

一旦一般企業の広報やってからでもいいなあとも思っているところ。

 

〈なんではてななの?〉

高校からずっとTwitterやってるんですけど、大学入ってからやたら目にする気がして、院生の先輩とか尊敬する専門家の方とかみんなはてなユーザな気もしてずっと謎の憧れを持っていたからです……(笑)

それと語感が好き。はてな。やりたいことにも合っている気がしました。

あとTwitterはじめTumblrとか、ブログだとアメーバとかやってたので媒体のカラーを実際に使って知ってみたかったから。どうやって自分が使い分けていくのか楽しみです。

(そして前に書いてたアメブロでそのまま綴ろうかとも思ったけど、こっちはコメントにあからさまなスパムとか多くてうんざりすることも少ないかと思ったので)

 

 

専門的な分野の話をわかりやすく伝える、ことばっかりじゃなくて普通に日記としても使っていくつもりです。

ひとまずよろしくお願いいたします。